【歌詞考察】目黒蓮(Snow Man)の歌唱力がわかる歌い方分析解説!「朝の時間」MVリアクション!

Details
Title | 【歌詞考察】目黒蓮(Snow Man)の歌唱力がわかる歌い方分析解説!「朝の時間」MVリアクション! |
Author | 金やんチャンネル / カネタケヨシヒロ |
Duration | 16:28 |
File Format | MP3 / MP4 |
Original URL | https://youtube.com/watch?v=DWSE0m-UCKA |
Description
↓で歌詞考察してます。
【Snow Man「SERIOUS」解説】
https://youtu.be/kMcH06wMOOM
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どうも、金やんの相棒で編集担当のしんちゃんです。
今回は目黒蓮(Snow Man)「朝の時間」リアクション歌い方解説!
Snow Manの目黒蓮が、初のベスト・アルバム『THE BEST 2020-2025』に寄せたソロ楽曲「朝の時間」。
その歌声には、静かな覚悟とあたたかなエールが詰まっている。
本人のコメントによれば、楽曲のテーマは「アラームが鳴ってお仕事に行くまでの時間」。
どんなに輝いて見える人にも、ベッドから起き上がることすら億劫になる朝がある。
だからこそ「そんな自分すら愛せるように」という想いが、この楽曲にはにじんでいます。
ここではその歌詞をセクションごとに紐解いていきます。
"眠れなかった夜の理由(わけ) 分かってる
今日を告げるアラーム 煩くて嫌だよね
曇り空の様な ねぐせごと 掻きむしる
鏡越しの顔 叩いては 洗い流して"
冒頭から描かれるのは、誰もが経験する「うまく眠れなかった朝」の風景。
眠れなかった理由を“分かってる”と語る語り手は、リスナーの心の奥をそっと覗くよう。
焦燥、迷い、もやもやとした不安。そうした感情が、“曇り空”や“ねぐせ”といった具体的な描写と重ねられることで、よりリアルに立ち上がってくる。
「鏡越しの顔を叩いて洗う」という行為も、何気ないルーティンのようでいて、「今日こそは」と気持ちを立て直そうとする健気な決意を感じさせます。
"失敗もたまにはそりゃあるけど
頑張った昨日を褒めてあげて
転んだ傷は カサブタになり 癒やされていく"
「失敗してもいい」「昨日の自分を褒めよう」という言葉は、シンプルながら心に沁みる表現。
このセクションで語られているのは“回復”と“自己肯定”です。
“転んだ傷”が“カサブタ”となって癒えていく過程は、時間が痛みをやわらげてくれることを象徴しています。
そしてそれは、「今日の自分は、昨日の努力の上に立っている」という前向きな視点にもつながっているのです。
"ココロに水をあげて 花咲かそう 時に笑い泣いたり
不安も期待もまるっと全部 抱き合わせる
うまくいかない日も ひっくるめて自分でしょう 愛してたいよな
涙流れそうで立ち止まりそうでも 嫌いにならなくていいよ
解答(こたえ)はない 一つじゃない
胸のど真ん中にあるんだって信じたい
小さなツボミでも 咲く花は綺麗でしょう 不器用でもいい そのままで"
植物に水をあげるように、自分の気持ちにも優しく目を向け、いたわること。
これは、心の乾きを無視せず、「自分自身を育てていこう」という肯定のメッセージです。
朝という時間に感じる億劫さや不安も、決してネガティブなものではなく、それ自体が“人間らしさ”であり“豊かさ”。
未来への期待と、同時に失敗やプレッシャーへの不安も生まれる。
でも、それらを分けたり、どちらかを否定するのではなく、「まるっと全部」抱きしめて、「そのままでいい」と言ってくれるような包容力。
誰もが“うまくいかない日”を経験します。
それを「なかったこと」にせず、「それも自分だ」と受け入れたい。
「愛してたいよな」という語りかけ口調は、聴き手に寄り添いながらも、自己の内面に語るような二重の意味を持っています。
“涙が出そうなほど苦しい”“立ち止まってしまいそう”――そんなときに、自分を否定するのではなく、まず「嫌いにならないこと」。
人生における“正しい答え”は、誰かが用意してくれるものではなく、明確なひとつに決められるものでもない。
それはむしろ「自分の胸の中」にすでにあるかもしれない。
そう信じることで、朝の迷いや不安に、光を差し込むような温もりが生まれています。
“ツボミ”は未完成な状態、“成長途中の自分”を象徴します。
それでも、ちゃんと咲く準備をしていて、咲いたときには“綺麗な花”になる。
“完成された自分”にならないと愛されないなんてことはない。
“不器用”で、“悩み”があって、“途中”でも、あなたはあなたで素晴らしいとありのままを肯定してくれています。
"積み重なる日々 投げ出したい時もある
でもそんな勇気もないな 想像だけして 襟を直す"
「投げ出したい」と思うほど疲れている。
でも「逃げる勇気すらない」。
そんな“間”に揺れる心を持っている方は多いのではないでしょうか。
でも、結果的に“襟を直す”という行動は、苦しみながらも前に進もうとする意志の表れ。
弱さも迷いもあって当然。
それでも「自分の足で立つ」ことに価値があると伝えているようでもあります。
"都合のいい言葉は愛想笑いして
大切な想いだけ拾って深呼吸
自分のことは 自分が一番 愛したいから"
周囲に合わせすぎて、自分の気持ちが埋もれてしまう瞬間は誰にでもある。
“愛想笑い”の裏にある違和感をスルーせず、“大切な想い”だけをすくい上げて深呼吸する。
ここでは、自分の軸を保ち直す行為が描かれています。
「自分のことを一番愛したい」とは、自己中心ではなく、自己尊重。
目黒蓮さん自身が持つ誠実な“自己愛”のかたちが、この一節に凝縮されているようです。
"ヒカリが照らす先へ 希望のせて 曇りのち晴れるから
夢見て 空に高く伸びる 向日葵たち
一つ進んでは また一つ悩むのは 自分に期待してる証でしょう?"
“ヒカリ”は、未来を照らす希望の象徴。
曇りはいつか晴れに変わる――そんな確信が、この一行には優しく、でも力強く響いています。
“向日葵”というモチーフが使われることで、このサビはぐっと開かれた印象になります。
向日葵のどんな方向にも迷わず、まっすぐ光に向かって伸びていくその姿は、「夢に向かって進む自分たち」の比喩として非常に象徴的です。
“進んでは悩む”というプロセスは、何かを目指して努力しているからこそ生まれるもの。
ただ漫然と生きていたら、そもそも悩むことすらないかもしれない。
だからこそ、その悩みは“自分に期待している証”。
つまり、「もっと良くなりたい」「もっと前に進みたい」という気持ちの裏返しなのだと、この曲は教えてくれます。
それはまさに、朝の不安定な時間に必要とされるまなざしであり、この曲で一貫して伝えたいことのひとつです。
迷いながらも、自分を信じて一歩ずつ進む。
“悩むこと”もまた、自分に期待している証――そんな解釈が、天気や向日葵と重ねられて弱さを前向きに反転させてくれる。
朝の光に包まれたような、やわらかなサビです。
"成長痛で眠れない日もある でも悪くはないよな"
たった一行のCメロに、深い意味が込められています。
“成長痛”という言葉が選ばれているのは、変化や努力の結果としての“痛み”をポジティブに捉えているから。
眠れないのはつらい。
でもそれは、前に進もうとしている証でもある。
そんな視点の転換が、この曲の温かさを強調します。
"ココロに水をあげて 花咲かそう 時に笑い泣いたり
不安も期待もまるっと全部 抱きしめたい
うまくいかない日も ひっくるめて自分でしょう 愛してたいよな
涙流れそうで立ち止まりそうでも 嫌いにならなくていいよ
解答(こたえ)はない
自分で見つけ出したものがきっと 正解(こたえ)だろう
小さなツボミでも 大切な宝物だ 背伸びしなくていい そのままで
眩し過ぎるドアを開けて 今日を始めよう"
1番のサビの冒頭と同じフレーズで始まっていますが、“繰り返し”でありながら、“意味”は違ってきます。
これまでの文脈を経たうえでこのフレーズを聴くと、
最初は「自分を癒そう」とそっと語りかけるような言葉だったのが、
この最後では「もう一度、自分に水を与えて、今日という花を咲かせよう」と行動へつなげる力強い決意の言葉に変化しています。
1番では“抱き合わせる”だったのに対し、ここでは“抱きしめたい”と表現が変化しています。
過去の自分の弱さすらも受け入れられるようになった――という、内面的な成熟が表れているのです。
ここまでの過程で「進んでは悩み」「立ち止まりそうな日もある」といった自分の弱さにしっかり向き合ってきたからこそ、
今ここで、「やっぱり自分を愛したいよな」と自分自身に言い聞かせる言葉には重みと説得力が宿っています。
“涙”や“立ち止まり”といったネガティブな感情を、否定しない。
むしろそれがあっても「嫌いにならなくていい」と優しく語りかけてくれる。
再び“解答はない”という現実を受け止めた上で、
「自分で見つけたものこそが、自分にとっての正解」――
この思想は、目黒蓮が今作の制作で強く込めた「自己肯定」の核心とも言える部分です。
1番では「小さなツボミでも 咲く花は綺麗でしょう」という表現でしたが、
ここでは「大切な宝物だ」と、ツボミのままでも“完成された価値”があると明言されています。
つまり、“まだ開いていない自分”にもちゃんと意味と輝きがある、ということ。
そして“背伸びしなくていい そのままで”というフレーズが続くことで、
今この瞬間の“自分のままで進めばいい”という、最も優しい自己肯定が完成します。
“眩し過ぎるドア”は、希望に満ちた未来、あるいは今日という一日の始まりを表しています。
でもそれは“眩し過ぎて”怖くもある。
それでも、ドアを開ける――つまり“踏み出す”ことを選ぶんです。
ここまで丁寧に自分と向き合ってきたからこそ、
ようやく一歩を踏み出せる、その“成長と覚悟”がこの一文に詰まっています。
このように、「朝の時間」は、“ひとりの朝”に宿る、誰にも見せない自分を丸ごと肯定してくれる歌でした。
“目黒蓮という人間”の根底にある、誰よりも人を思い、自分に厳しく、そして優しくありたいという真摯さが感じられる楽曲でもあります。
この楽曲を聴いたすべての人が、「今日の自分」にそっと水をあげ、
たとえ小さなツボミでも、自分らしい花を咲かせられますように。
そんな願いと信頼を込めて、
“朝の時間”は、今も静かに――けれど確かに、あなたの心を照らし続けてくれるのではないでしょうか。
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kaneyan.channel@gmail.com
#snowman #目黒蓮 #朝の時間